2013/05/29

オートクチュール刺繍のための大きな大きなバッグ

オーダー商品のご紹介です。
オートクチュール刺繍、リュネビル刺繍と呼ばれる技法で使われる、大きな刺繍枠のためのバッグを制作しました。

繊細な生地を扱う刺繍枠なので、シンプルな形ながら、引っ掛けたり傷がついたりしにくいように仕立てました。
単品で撮ると大きさがよくわからないので、色違いでご注文いただいたオリーブをトルソーと並べてみます。
ドレスに使う生地に施す刺繍だから、最低でもこのくらいの大きさは必要なんですね。

サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ」というドキュメンタリーでは、本場パリのルサージュ社がシャネルのドレスに刺繍をしていくところが見られるのですが、ウェディングドレスの刺繍枠なんてさらにさらに大きいです。

パリのエコール・ルサージュで使われているバッグは、ベロア製の横長なのですが、持ち歩きや角を曲がるのにも苦労する大きさなので、身体に沿わせやすい縦型に、素材は通年使いやすいソフトな帆布を使用しました。